冬の散歩道 S&G

時よ、時よ、時よ
僕がどうなるのかみておくれ
自分の可能性を探そうとしている間に
自分を満足させるのは難しかった
でも周りを見回してごらん、木の葉は茶色に変わり
そして空は冬のかすんだ灰色さ

下流の川岸の方から
救世軍の音楽隊の音が聞こえるか
君が思っていたよりも良いと思うよ
自分の手でチャンスをつかむんだ
周りを見回してごらん、今や木の葉は茶色く色づき
そして空は冬のかすんだ灰色さ

希望を見失わないようにね
言うのは簡単だけど、君の希望が失せても
平気なふりをしてろ
そうすれば、また希望を立て直せる
周りを見回してごらん、草木の背は伸び
田畑は実り、まさに人生の春さ

あー、季節は景色とともに変わっていく
時間のつづれ織りを紡ぐように
都合の良い時に、僕を思い出しておくれ
僕の記憶はスキップしてしまう
未公開の詩の原稿をながめながら
ウォッカやライムを飲みながら

でも周りを見回してごらん、木の葉は茶色に変わり
そして空は冬のかすんだ灰色さ
周りを見回してごらん、木の葉は茶色に変わり
地面は雪の解けた跡が見えるよ