ビートルズ アルバム「サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド」全詞

ーーサージェントペパーズロンリーハーツクラブバンドーー

(ポールのアホ!)

20年前の今日、
ペパー将軍はバンドの演奏を教えました
流行り廃れがあったけれども
みんな集まって笑ってました
そこでご紹介しましょう
ここ数年でよく知られるようになった
サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンドです

僕らはサージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド
ショーを楽しんでいただきたいです
僕らはサージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド
寛いで夜をお過ごしください
サージェントペパーズロンリー、サージェントペパーズロンリー
サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド

ここにいるとすばらしいですよ
スリルもあるしね
皆さんは愛しげな聴衆で
皆さんをうちにお連れしたいですよ
皆さんをうちにね

ショーを止めたくないのですが
ー皆さんに全曲をお聞かせします
そこで紹介します
唯一無二のビリー・シアーズ
サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド

ビーーリーーシアーズ

 

ーーウイズ・ザ・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズーー

僕が音を外して歌ったらどう思う?
立ち上がって外に出てしまうかい?
耳を傾けてくれるなら歌を歌うよ
音を外さないようにするからさ
友達のちょっとした手助けがあればやりきれる
友達のちょっとした手助けがあればうまくいく
友達のちょっとした手助けでやってみるのさ

恋人が去ったら何をする?
(一人になるのがこわいのかい?)
一日の終りには何を感じるかい?
(一人ぼっちで寂しいかい?)
いや、友達のちょっとした手助けがあればやりきれる
友達のちょっとした手助けがあればうまくいく
友達のちょっとした手助けでやってみるのさ

(誰かが必要かい?)
愛する人が必要だ
(それは誰なんだい?)
愛する人が欲しいんだ

(初対面で恋人になれるかい?)
そうさ、いつでも確かになれること
(灯りを消したら何が見える)
何だかはわからないが、僕のものなのだ
友達のちょっとした手助けがあればやりきれる
友達のちょっとした手助けがあればうまくいく
友達のちょっとした手助けでやってみるのさ

 

ーールーシー・インザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズーー

川を下るボートに乗っている自分を想像してごらん
橙色の木にマーマレード色の空の下
誰かが君を呼ぶ、君はゆっくりと答える
万華鏡の目の女の子だ

黄色と緑のセロハンの花が
君の頭を飛び越えていく
目の中に太陽がある女の子を探してごらん
彼女はもういない

ダイアモンドを持って空にいるルーシー

噴水のそばの橋まで彼女を追ってごらん
馬乗りの人々がマシュマロのパイを食べてる所さ
みんなは君が花の辺りまで流れているのを見て微笑む
ものすごく育った花だ

新聞屋とタクシーが川岸に現れる
君を連れ去ろうと待っている
雲の中に頭をつけて後方に登ってごらん
君はもういない

ダイアモンドを持って空にいるルーシー

駅の列車の中にいる自分を想像してごらん
鏡のネクタイを締めた粘土のポーターがいるよ
突然、誰かが改札口に現れる
万華鏡の目の女の子だ

ダイアモンドを持って空にいるルーシー

 

ーーゲッティング・ベターーー

いつもよくなっていっているよ

学校では気が狂っていた(そう、文句も言えなかった)
担任の先生はクールじゃなかった(そう、不満も言えなかった)
僕を押さえつけ、振り回し
自分のルールを押しつけてた(馬鹿げたルールさ)

今は認める、よくなっていってる(よくなって)
いつもすこしずつよくなってる(これ以上悪くならないようだ)
今は認める、よくなっていってる(よくなって)
君が僕のものになってからは

僕は怒りっぽい若者だった
砂に頭を隠してた
君は言葉をくれて、僕がそれを聞く
そうしてできるだけ最善を尽くしている

今は認める、よくなっていってる(よくなって)
いつもすこしずつよくなってる(これ以上悪くならないようだ)
今は認める、よくなっていってる(よくなって)
君が僕のものになってからは

いつもずっとよくなっていっている
いつもよくなっている
よりよく、よりよく、よりよくね
いつもよくなっている
よりよく、よりよく、よりよくね

かつて僕は自分の女性に残酷だった
その子を殴って嫌がらせしてた
昔はそうだったが今は心を入れ替えて
いつも最善を尽くしている

 

ーーフィクシング・ア・ホールーー

雨が漏って、好きなように心がさまようのを
やめるように穴をふさいでいるんだ

ドアを通り抜けて、好きなように心がさまようのを
避ける隙間を埋めているんだ

つまり、自分が正しかろうが間違ってようが
自分が正しいとこにいようがいまいが
どうでもいいんだ
あそこに立ってる人たちを見ろよ
賛成しない、同調しない
何でドアから入ってこないんだろう

僕は自分の部屋をカラフルに塗る
自分の心がさまよっている時
僕は好きなようにする

つまり、自分が正しかろうが間違ってようが
自分が正しいとこにいようがいまいが
どうでもいいんだ
愚かな人々は走り回り
僕を気づかってるものの
何故自分らがドアから入ってこないのか理由をいわない

色んな事に時間を使っているが
昨日は大事じゃなかったんだ
だから僕は行くよ

雨が漏って、好きなように心がさまようのを
やめるように穴をふさいでいるんだ

 

ーーシーズ・リーヴィング・ホームーー

水曜の朝午前5時に一日が始まる
静かに寝室の戸を閉めて
言いたかったことを書きのこし
キッチンに降りてハンカチをつかむ
裏戸のカギを静かに開け
外に出たら彼女は自由だ

彼女は(我々はあの子に生活を捧げてきたのに)
出て行く(自分たちの生活を犠牲にしたのに)
家から(お金で買えるものは何でも買ったのに)
彼女は何年も一人だった家から出て行く(バイ、バイ)

父親がいびきをかいてる間に妻はガウンを着る
置いてある手紙を取り上げ
階段の上で読んでいる
彼女は泣き崩れ、夫に泣き叫ぶ
「あなた、わたしたちの子が家出したのよ。
 なんでこんな思いやりのない事をするの?
 よくもこんなことができるわね?」

彼女は(我々は自分たちを顧みなかったのに)
出て行く(自分たちを顧みなかったのに)
家から(自分たちの生活を捧げてきたのに)
彼女は何年も一人だった家から出て行く(バイ、バイ)

金曜の朝、午前9時には彼女は遥か彼方にいる
面会する人を待っている
自動車商会の男性だ

彼女は(我々は何か悪いことをしたのか?)
過ごしてる(何が悪かったのか分らない)
楽しい時を(楽しみはお金では買えないものだから)
何年もの間否定されて来たことが内面にあったんだ(バイ、バイ)

彼女は家を出て行く(バイ、バイ)

 

ーーべーイング・フォー・ザ・ベネフィット・ミスター・カイトーー

カイト氏の興行の為に
今夜トランポリーンでショーがありますよ
ヘンダスン一家全員が出席し
パブロ・フランクの輝かしい夕べ、
何という場面でしょう!

人間と馬が輪とガーターを越して
最後には本物の火の樽をくくります
このようにしてカイト氏は世界に挑戦します

有名なK氏は土曜日にビショップスゲートで足芸を披露します
カイト氏が輪を飛びぬける間、ヘンダスン一家が歌って踊る、遅れませんよう!
KとH諸氏はみなさんに、自分たちの興行が唯一無二だと保証してくれます
そしてもちろん、馬のヘンリーがワルツを踊ります!

楽団は6時10分前に始まり
K氏は音声無しにトリックを見せてくれます
そしてH氏は固い地面で10回宙返りを披露してくれますよ
準備のための数日間は素晴らしい時間だったと保証されてます
そして今晩はカイト氏が最高です

 

ーーウィズンユー・ウィザウトユーーー

我々は自らを取り巻く空間について話していた
そして幻想の影に隠れている人々は
真実を一瞬をも見ず、それらが過ぎ去った後には遅すぎる
我々は分かちあう愛について話してた
我々の愛で最善を尽くして維持する事を決めた時
知っているなら我々の愛で世界を救うんだ

それら全部を自分自身の中で現実化してごらん
誰も君を変えられないよ
君自身はほんのわずかな大きさである事を知るために
生活は君の中と君の外で流れていく

(間奏)

我々はもう冷め切ってしまった愛について話していた
そして万物を手に入れ魂を失っている人々
彼らは知らないのか?わかってないのか?
君もそのひとりかい?

君が自分自身を超越してみたら、安らぎが待っている事に気づくだろう
そして、われわれが皆一つだとわかるときが来るだろう
生活は君の中と君の外で流れていく

 

ーーホエンアイム64--

これから何年も経って歳をとって髪が薄くなったとき
バレンタインや誕生カードやワインのボトルをまだ送ってくれるかい?
3時15分前までに出かけてたら鍵をかけてくれるかい?
まだ私を必要として、養ってくれるかい
64歳になった時

君も歳をとる
もし声をかけて欲しかったら
そばにいてあげるからね

君の視力が落ちた時、フューズを直せるかな
暖炉でスウェターを縫えるだろう
日曜日の朝はドライブに出ていいよ
庭の手入れや雑草掘り
誰が頼んでくれるかい?
まだ私を必要として、養ってくれるかい
64歳になった時

毎夏、僕らはワイト島のコテージを借りられるよ
そんなに高価じゃなくても
節約してあなたの膝に孫を座らせる
ヴィラ、チョックとデイブだ

葉書を送って一報して意見を書いてほしい
正確に言いたい事を書いて欲しい
返信を送って欲しい、軽美称を付け加えてね
まだ私を必要として、養ってくれるかい
64歳になった時

 

ーーラヴリー・リターー

可愛いリタは婦人警官
僕らの間には何もない
君のハートをレッカー移動するよ
料金計のそばに立っている
リタを少し見た時
手帳をチケットで一杯にし
帽子をかぶって少し年増に見せ
肩にバッグをかけて
可愛い軍人さんのように見せている

可愛いリタは婦人警官
控えめに訊いてもいいですか?
暇なときお茶でも飲みません?

彼女を連れだして自分のものにして
夕食が終わるまでわらいこけて
彼女にまた会おうと言って欲しい
リタが払うお金を集めて
出来る事なら家に連れて来て
妹らと一緒に座らせたい

おー、可愛いリタは婦人警官
君のいないところに行くよ
でもウインクしてくれたらまた思い出すからね
可愛いリタは婦人警官

 

ーーグッドモーニング・グッドモーニングーー

おはよう!おはよう!おはよう!おはよう!

彼の命は救えない、奥さんを呼んで
何という一日だとしか言えない、子供はどうだった?
君がすべきことは何もない
言う事は何もないが大丈夫だ

おはよう!おはよう!おはよう!

出勤するのだが行きたくない気分が落ち込んでる
家に向かってぶらつきはじめると町の中に出る
何も起こってないのはみんな知ってる
廃墟のようにみんな閉まっている
君が会う人はみんな寝ぼけ眼
そして君は一人ぼっちで通りにいる

しばらくたって君は微笑み始めて気分はクールになる
それから昔の学校を散歩する事にする
何も変わってないそのまんまだ
言う事は何もないけど大丈夫

おはよう!おはよう!おはよう!

人々が走り回っている、5時だ
町の何処も暗くなっていく
君の合う人はみんな生き生きしてて
奥さんと会ってお茶の時間だ

誰かが時間を知りたくて、僕はここに居てよかった
スカートを見乍ら遊んで車のギアを入れる
行きたいのなら彼女とショーに行きなさい
言う事は何もないけど大丈夫

おはよう!おはよう!おはよう!

 

ーーサージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド(リプライズ)--

(馬、1-2-3-4、バイ)

僕らはサージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド
ショーを楽しんでいただけましたか?
サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド
残念ですが終りの時間です
サージェントペパーズロンリー、
サージェントペパーズロンリー

サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド
改めてお礼を申します
ペパー将軍の唯一無二のロンリーハーツクラブバンド
終わりに近づいています

サージェントペパーズロンリー、
サージェントペパーズロンリー
サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド

 

ーーア・デイ・イン・ザ・ライフーー

今日、新聞で読んだよ
成功した幸運な男についてだ
かなり悲しい内容だったが
笑わずにはいられなかったよ
写真も載ってた

その男は車の中で気が狂ってしまい
信号が変わったのに気づかなかった
群衆は立って見ていた
彼らには見覚えがあった
その男は貴族院の一員だったのかもしれない

今日映画を見たんだ
イギリス軍が戦争に勝ったって話
群衆は背を向けたが
僕は見ずにはいられなかった
その本を読んだからね

君にも興味を持ってほしい

起きて、ベッドから出て
髪をくしでとかして
下の階に降りてコーヒーを飲む
時計を見あげると遅刻してた

上着をとって帽子をかぶり
すぐにバスに乗り込む
2階に上がって煙草を吸う
誰かが喋ってて夢心地

今日新聞で見たんだ
ランカシャー州ブラックバーンに4千もの穴がある
穴はかなり小さかったが
ちゃんと数を数えなけらばならなかった
アルバートホールを満員にするにはどれだけの穴がいるか知ってるからね

君にも興味を持ってほしい